断捨離してはいけないもの
私の周りにも、断捨離アンは大勢いて
物を減らしてすっきり暮らしたい人は年々増えているように感じます。
かく言う私も、2020年に引っ越しをして
かなりの物を捨てました。
家のサイズが1/3になったため、捨てざるを得なかったのですが・・
火事場のばか力というように
人はいざというとなかなかの力を発揮して
ええい、あれもこれも捨ててやれとばかりに
思い切ったことをしてしまうものです。
捨ててしまって後悔したものはほとんどないので
物を処分すること自体はメリットが大きい行為だと思います。
ただ、後悔が全くないかと言うとそういうわけでもないようで
私の場合は、本を捨ててしまったことを悔やんでいます。
先日、ある方とこういう話をしていた時に
「本なら又買えばいいし、図書館でもすぐに手に入るし」
と言われたのですが
はいはい、私もそう思って捨てているんですよ、と思いました。
確かに、又買える本は買えばいいし
読むだけなら図書館にもある、のですが
私にとって、いや本好きな人にとっては
一種のコレクション的な、自分を形成するひとつのパズルのピースのような
そんな意味があるようにも思うんですよね。
この本を持っている自分
みたいな。
帽子好きな人、メガネを集めている人と同じように
気に入った本を集めるということですね。
しまった、と思って以来
本を集めることをしたくなり
引っ越し前より本が増えつつあります(^^;
それも、全巻揃えたりとか
まさにコレクション状態。
そうなると、収納も考えなくてはならなくて・・
なかなか忙しくなってきました。
でも、楽しい忙しさではあります^^
今は、銀色夏生さんのつれづれノートを45冊集めようとしていて
あと5冊ほど手に入ればコンプリートです。
今、5巻まで読みました。
30年以上前からだから、銀色さんも若いし
時代もあって、今ならアウトでしょという描写もあるのが新鮮。
好きなものに囲まれた暮らし
私の場合は、本なしでは語れないと、どっさり処分して気が付いたというわけです。