「続ける」考
三日坊主
という言葉があるように、何かを続けるって
本当に難しいものですね。
私などは次々と新しいことに目移りする性質なので
一つに気長に取り組むことが本当に苦手でした。
それなのに、西洋占星術や算命学の勉強は
もう15年も続いています。
飽きっぽい性格、しかも、家庭や仕事でゆっくりした時間がとりにくい環境の中で
どうして続けてこれたのか、
その理由を考えてみました。
理由1、
先生に師事した
最初は独学でやるつもりでした。
だって、十分な資金がなかったから・・
でも、本を買って読んでみたら、「こりゃ、最初だけでも習った方が早い」と感じて先生を探しました。
先生を探す、学び方を選ぶというのもとても大切なポイントです。
私の場合は、当時シングルマザーだったので、昼間は仕事、夜も時に仕事という毎日でした。
それで、夜20時半から22時の90分レッスンをしていただける先生を見つけました。
10回分をまとめて申し込むという形式でした。
週に1回、同じ曜日、同じ時間。マンツーマンで、当時は電話で受講していました。
これを5、6回繰り返したと思います。
マンツーマンで曜日、時間が決まっている。この縛りが私には合っていました。
人との約束は守る・・ということが私にはできたからです。
理由2
途中から面白くなった
初めはよくわからないまま進むので、興味深いけれど面白いとは感じませんでした。
でも、途中からどんどん面白くなってきて、そうしたら次回が待ち遠しいくらいに
なりました。面白くなるまで我慢する、ということは大事だと思います。
理由3
自分や周りの人を占った
自分のことはもちろん、周りの人に練習させてもらい、周りからも面白いねと言ってもらえました。
もっと占ってほしい等と言われると、もっと勉強しようとやる気になりました。
「教えてほしい」と言われたことがきっかけで講座も始めて、仕事になっていきました。
理由4
「自分にはこれがある」というものが欲しかった
勉強を始めたのは43歳の時でした。
40歳までは企業で管理職をしていたので、肩書や収入、人間関係などに恵まれていました。
40歳で離婚を機に引っ越しをして、キャリアもゼロスタートに。
43歳の頃は、人生の迷子状態だったと思います。自分には何もない・・という気持ちになっていました。
そのため、西洋占星術だけではなく、あらゆることに手を出して、「自分にはこれが」と自信をもちたかった
という背景がありました。
趣味でなんとなく、とか、時間があるので勉強してみよう
というような動機だったら、続けられなかったと思います。
精神的に切羽詰まった状態だったことが、勉強するモチベーションになりました。
ということで、
理由1 先生に師事した
理由2 途中から面白くなった
理由3 自分や周りの人を占った
理由4 「自分にはこれがある」というものが欲しかった
以上が、飽きっぽい私が勉強を続けてこれた理由です。
言い方を変えると
先生に師事した・・続けられる仕組みを作った
途中から面白くなった・・面白くなるまで我慢した
自分や周りの人を占った・・周りを巻き込んだ、一人でやらなかった
「自分にはこれがある」というものが欲しかった・・切羽詰まった事情がモチベーションに
逆を返せば・・
やれる時にやろう、マイペースでやろう
面白くなる前に「自分には向いていない」とあきらめる
自分一人で独学
何にも困っていない
という状態は、続かないということですね。(個人的な見解です)
ここまで書いて気が付いたのですが
何かを勉強する時、お金の問題というのもあると思います。
それについては、次回書きますね。