空の巣症候群

空の巣症候群・・

聞いたことはあったのですが、
自分にはあまりぴんとこないなぁと思っていました。

空の巣症候群とは、
子供が就職などで巣立っていき、言葉にできないような寂しさを感じることをさします。
にぎやかだった家が静かになる様子が、ヒナが巣立った後の「空の巣」に似ていることから
このように言われるようです。

我が家の場合は、長女は近くに住んでいますし
次女も実家から通える職場のため、実家暮らしです。

そのため、空の巣にはなっていないのですが・・
娘たちは以前に比べて格段に行動範囲も広がり
それぞれの人生を生きているという状態で、
心理的には私も空の巣状態になっているのかもしれません。

最近、長女が
「今までの恩返しに旅行に連れていきたい」と言ってくれて
これはとっても嬉しいことで、旅行そのものよりも
そんな気持ちをもっていてくれたのか、と涙が出そうになりました。

けれど、それ以来、何だかちょっと私の方に心境の変化というか
何とも言えないもやもやが広がってしまっています。

友人に話すと、「さみしいんじゃない?」と言われ
今まで待ち望んでいた状況が手に入ったのに、寂しいとは・・
人間て厄介な生き物だなぁとしみじみ感じました。

確かに、今のもやもやは、言葉にすれば「さみしい」が一番近いのかもしれません。
空の巣症候群というのは、いわゆる喪失体験によるものですから。

でも私には仕事もあるし、やらなくてはならないこともいろいろあって
決して手持無沙汰ではないのです。
それなのに、こんな心理状態になるなんて、と自分自身で驚いています。

季節も冬ですし、冬季鬱の可能性もあるかもしれません。
最近、ほとんど外に出ませんし・・

行動的になった娘たちを見ているから、ますます自分の出不精が際立っているとも言えますね。

ただ、3月は、4日の夜がアラカンメンバー達とひな祭り飲み会、
11日は生徒さんたちとランチ会、中旬に高校時代からの友人とのランチ会、
春分の日にはパワースポット観光、
末に、生徒さんとのコラボ企画でお茶会など
予定がどんどん入ってきています。
動けば、気が晴れるのかしら。
身体を動かすことが大事かもね。