【例題】神田沙也加さんと松田聖子さん

2021年12月18日に亡くなった神田沙也加さんと母である松田聖子さんを読みました
西洋占星術、算命学それぞれの強みを生かした総合鑑定です

母娘の確執

二人の間には冷たい確執があったと報じられています。
西洋占星術の相性読み、天体の引き合いでは

・仕事ではとても良い関係。一緒にいると運がむいてくる。
・相手のことが永遠にわからない。見えない状態でちょうどよい。
・窮屈にいろいろ押し付けてくる。
・相手のことが普通の人ではないと感じる、極端な人と思う。

などが出ています。
沙也加さんは、幼いころは従順だったかと思いますが、やがて違和感を感じ
親からの指示には従えなくなっていく相性でしょう。

算命学では、沙也加さんの命式で、父:神田正輝さんは丙火、母は丁火でそろって高い位置に出ています。
親の存在が大きい。なかなか超えていけない存在となります。
超えられないと思う存在の人からあれこれ口を出されたら・・想像できますね。

算命学の相性では、天剋地沖となります。
聖子さんの癸卯と沙也加さんの丁酉がそれぞれ月柱にあり、癸→丁 水剋火と沙也加さんを剋します。
親子の天剋地沖は、剋される側が運気低迷となります。
(夫婦は又解釈が変わります)

又、月柱の天剋地沖は、全否定です。
口を出すというレベルもかなり辛辣なものになる可能性があります。

時期

2021年12月は二人にとってどんな時期だったのでしょうか。

沙也加さん

・西洋占星術では、冥王星のトランジットがネイタル火星と合。水星とスクエア。
 18日は、トランジット金星もトランジット冥王星と合しています。
 冥王星が極端な行動・考えに走らせます。火星冥王星は、肉を裂くような縁切りも表します。
・火星プログレスがネイタル金星とスクエア。恋愛は思い通りにいかない時期。
 ネイタル金星は蠍ですから、相手にのめりこみやすく、影響を受けやすい。執着心もかなりあります。
 金星の特徴を助長する犠牲的な魚の木星とはトライン。尽くし系です。

・ハーフサムでは、トランジット冥王星が失恋軸と忍耐軸に入っています。
 失恋軸は「人生をやめたくなるくらいの悲しいこと」「本当にがっかり」の時期。
・海王星トランジットは、愛欲軸。「愛情問題が複雑」「失恋」となります。

・算命学では、東が干合。恋愛により、普段はしない考えに変化。相手にのめりこむ時期。

聖子さん

・算命学では、西が天剋地沖。今までの流れが破壊される時期。
 聖子さんは西に子供である沙也加さんが出ている命式。西が壊れるというのは、子に影響します。
・又、12月は、西が害。沙也加さんの病気なども懸念される時期です。

二人の行動領域は重なっていないので、折り合わない二人ではありますが距離をとれば良かったのです。
ところが、2021年は、沙也加さんの年柱が干合し、干支が変わって丙寅が壬寅に。
聖子さんの年柱は、壬寅ですので、行動領域が一点で重なってしまいます。
母の干渉や影響が、受け流せないものになっていた可能性も。
又、沙也加さんにとって丙は父。父の存在が命式から消えるというのも、何か影響があるのでしょうか。

ご冥福をお祈りいたします。

使用した占術

<西洋占星術>

・出生図 パーソナル天体の意味、アスペクト
・西洋占星術の相性読み「天体の引き合い」
・3重円でのアスペクト
・ハーフサムの時期読み

<算命学>

・出生の命式
・六親法
・相性
・干合による行動領域の変化
・位相法


 

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