勝負運と現実の条件

「The セカンド」という漫才トーナメントを観ました。
日本一の若手漫才師を決めるM-1という番組がありますが
あれは、
結成15年以内のコンビのみが出場できるという縛りがあり
そこから漏れて、目標を見失っている芸人も多いようでした。

今回のセカンドは、結成16年以上の漫才師というのが出場の条件で
これまたここにあてはまらない人達もいるのでしょうが
再チャレンジをしたコンビが多かったようです。

埋もれたままの中堅芸人を救済するというふれこみでしたが
実際は、人気芸人の出場も多くて
漫才以外では活躍しているけれど、漫才でタイトルを獲りたい!
というコンビも多いように感じました。

テレビでは、決勝に勝ち残った8組が競い合うものでした。
65組が参加したようなので、決勝まで1/8の確率ということですね。

優勝は、ギャロップ。
結成19年とのこと。

私は今まであまり注目していないコンビでした。

決勝はトーナメント方式だったので、勝ち残り戦ですね。
こういうのは本当に運もあり、実力的にこのコンビが一番かというと
そうでもないのがおもしろいところです。

決勝に残った8組では、私はだんとつ「テンダラー」が好みです。

さて、ギャロップはぎりぎりのところで最終決戦まで残りました。
お相手は、マシンガンズ。

この最終決戦、ちょっとびっくりの内容で
なんとマシンガンズは、最終まで残ることを想定していなかったとのことで
ネタが実質ないという状態。

6分という持ち時間を、いわゆるアドリブで戦うという状態でした。
勢いはあったのですが、「破れかぶれ」という感じで
きちんとネタを披露したギャロップが大差で勝利という結末でした。

決勝まで進んでおきながら、3ステージ分のネタを用意していないという
信じられないものを見てしまいました。

準備のないところに、僥倖はないという典型的な例を目の当たりにした気分です。

2組計4名の命式をざっと読んでみました。

マシンガンズの滝沢さんは、経歴を調べると
芸人は副業と位置付けているようで、本業はゴミ清掃員とのこと。
そして、経験を活かして著作も多く講演なんかもされているようです。

滝沢さんは天将星もちで、やはり何かでトップに就くことを求める人です。
芸人の世界でうまくいかないなら、独自の路線で活躍することを考えるでしょう。
天将星は晩年に出ていますので、これから会社をつくるとか人を雇うなんてことも
あるのかもしれません。
大運天中殺明けの48歳頃から現実的な考えにシフトするように思います。

優勝したギャロップの林さんにも天将星はありました。
こちらは中年期に回っています。

林さんは、2022年2023年と「霊気誘導」という運気が回っています。
この時期は、多くの人を引き付ける魅力が出る時。
ここで優勝して注目をあびたので、これは一過性のものではなくて
人気を保っていけそう。

ダウンタウンの松本さんがアンバサダーでしたが
林さんのはげのキャラを「羨ましい」と連呼していましたからね~

コンビの相性を見ますと、
2組ともにそんなに素晴らしいものではなく
マシンガンズの方は、大運天中殺で結びついてような縁なので
2017、8年ごろに実質的には結びつきが弱まっています。

確かにこの頃から滝沢さんの著作が出始め、芸人を副業と位置付けられているような気がします。

ギャロップの方は、ボケと突っ込みということでは良い相性かもしれないです。
連唐干支となっていて、ネタをつくられる林さんを毛利さんが生じる相性ですから
毛利さんが相方だからこそのアイディアもでるのかもしれないですね。

コンビの成功運気としては、林さんの霊気誘導がけっこう強いのかなと思うので
ギャロップ優勢と思います。

プラス、ネタがないという現実条件が重なって
ギャロップに軍配が上がったのでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です