市川猿之助さんの命式

5月18日に報道された市川猿之助さんの事件。
まだ全容解明がされていないので、何とも言えませんが
命式を見てみました。

丙 丁 乙

子 亥 卯

癸 壬 乙

申酉天中殺です。
西方が欠け、配偶者など補佐役を欠く命式です。
実際にご結婚はされていないようですね。

丁亥という霊感の強い干支が家系を表す月干支に出ています。

陽占は、

    玉堂

牽牛  車騎  玉堂

    石門  

となり、石門が極の星となります。
子どもや目下が生きがいや人生の目的となりますが
その存在も欠けていたようです。

この石門は、丁火より出てくるので
狭い範囲の仲間づくりとなりますが、
状況によって火が一気に燃え上がり、周囲を巻き込んで灰にしてしまう危険性をもっています。

今回の事件が星の意味と一致するように思います。
ご結婚し子供を設けるか、弟子をもって一緒に研鑽を積む人生を選択すれば
避けられた禍なのかもしれません。

宿命に旺気刑があります。
目上との争い。
年運でも、西に旺気刑。
親御さんとの関係において問題が出そうです。

16歳からの大運で大運天中殺、本格的には26歳から強く出てきますが
45歳まで続いた後、
20年の変剋律大運に突入。現在、その途中です。

こうした通常ではない運気の中に長くいて
実際に仕事の面での成功を収めていると
どうしてもエネルギー燃焼が強くなり短命となります。

46歳からの10年は、西が天剋地沖となるため、激しい破壊や分裂です。
天剋地沖は56歳からも中央で起こるので、20年続くことになりますから
何かしらの対策は必要でした。

よく読んでみますと
壬水が現れると月干の丁と干合し、丁が木性となり乙となります。
乙亥としてみると、これは長男なのに他家を継ぐような運となるのですが
2012年はまさにこの年で、
叔父より猿之助を継承するということが起こっています。

叔父には、香川照之さんという長男がいるのですが
早くに離婚したため継承が難しかったのでしょうね。

乙亥となりますと、年干支の乙卯とは大半会となります。
ご両親は、父も母も乙として表出していて年支にあります。

先ほど触れた旺気刑が、大半会で膨らみ
大事になってしまうとも考えられます。

読めば読むほどに、いろんなことが出てきそうな命式です。
梨園は因縁が深く難しいです。

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